今年度から新しく橋山研究室に配属になりましたB4の堤です。今回は興味のある「キャッシュレス」について紹介したいと思います。
今話題の「キャッシュレス化」ですが、意外と知らないことも多いかと思います。なので今回は基本的なことから書いていきたいと思います。
キャッシュレス化について説明する前に、まずはキャッシュレスについて書きたいと思います。
キャッシュレスとは、クレジットカードや電子マネー、口座振替を利用して、紙幣・硬貨といった現金を使わずに支払い・受け取りを行う決済方法のことです。
支払いが発生するタイミングで、キャッシュレスは「前払い」「即時払い」「後払い」の3種類に分けられます。
https://www.smbc-card.com/cashless/knowledge/article1.jsp より引用
具体的には、「nanaco」「suica」などの前払い、「デビットカード」のような即時払いが挙げられます。また「クレジットカード」「銀行引き落とし」などは後払いに当たります。
最近増えてきたQRコード決済やバーコード、タッチ決済もそれぞれ3種類に分類することができます。
キャッシュレス化とはキャッシュレスが一般化した状態のことを言います。
近年日本は、2019年10月に始まった「キャッシュレス・消費者還元事業」をはじめとする様々な政策を行い、キャッシュレス化を推進しています。
ここで、キャッシュレス決済の起源について少しだけ触れたいと思います。厳密には物々交換が一番初めのキャッシュレス決済と言えますが、その後にお金が生まれたこと、機能としてお金に劣っていることから無視します。
すると、最初のキャッシュレスは「小切手」と考えられます。小切手の起源について以下の記述を見つけました。
小切手の使用は14世紀のイタリアに始まり、その後ヨーロッパ大陸やイギリスに普及し、近代的な小切手制度は1865年のフランス小切手法に基礎を置くといわれる。日本でも古くは鎌倉時代の割符(さいふ)にその起源をみることができるとされ、江戸時代には両替商を支払人とする振出手形が発達したが、現在の手形・小切手制度は明治になって欧米から移植されたものである。
https://kotobank.jp/word/%E5%B0%8F%E5%88%87%E6%89%8B-63639 より引用
このことから、キャッシュレス決済はモノ新しい感じがしていましたが、古くからキャッシュレス化が始まっていたことが分かります。
まず初めに消費者側のメリット・デメリットを挙げたいと思います。
メリット
デメリット
個人的にデメリットにおけるセキュリティ面は意図して詐欺やハッキング等をしない限り問題ないレベルまで保証されているので、基本大丈夫と言えると考えています。
またセキュリティ面は現金においても言えることなのでデメリットとしては弱いと思っています。
次に、企業や国側からのメリット・デメリットを挙げたいと思います。
メリット
デメリット
また、上記では挙げなかったがとても興味深いメリットを挙げている記事を見つけたので興味があれば読んでほしいと思います。
政府がキャッシュレス社会を推進するのは「脱税とマネーロンダリングの防止」「ATMの維持費削減」「外国企業による決済ビジネス寡占の防止」「消費拡大」など目的がたくさんある
内容としては、キャッシュレス化が脱税対策になるというものです。キャッシュレスが脱税対策と結びつく意外性が驚きでした。参考:
「なぜ今、キャッシュレス化?」なのかというと政府としては大きな目的として2020東京オリンピックにおけるインバウンド需要に備えることが挙げられます。
また、企業側としては、消費者の多様化するニーズに応えるための情報収集、そして技術力の向上がちょうどキャッシュレス決済を可能にしたと言えます。
消費者側ではコロナウイルスの影響により、 e-コマース の需要が増えたこと、そして衛生モラルが向上したことが挙げられると考えられます。
以上の理由から今がキャッシュレス化を促進するのにベストタイミングであったことが分かります。
最後に、このブログを読み、キャッシュレスを正しく理解し、キャッシュレス化の波を是非乗りこなして欲しいと思います。
拙い文章ではありましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。