コロナ禍とスポーツ観戦の変化

column M2

こんにちは、M2の坂元です。

みなさんは普段スポーツ観戦をしますか?私はサッカー観戦が好きで、最近は日本代表のW杯・オリンピック予選の試合をTVで見たり、EURO2020のハイライトをYouTubeで見たりしています。今回は新たなスポーツ観戦の楽しみ方と、コロナ禍における観戦のあり方についてまとめていきます。

スポーツ観戦と先端技術

スポーツ観戦はただ試合を見て楽しむだけのものではなくなってきています。

例えばフェンシングの大会では、Dentsu Lab TokyoとRhizomatiksによる「Fencing Visualized」という新しい試みが行われています。

これはフェンシングを誰でも理解し楽しめるスポーツへ進化させるプロジェクトで、あらゆるデータを可視化し様々なコンテンツを取り込むことで、フェンシングをエンターテインメントとして拡張することに挑戦しています。

具体的には、LEDによる空間演出や、選手のプロフィール・心拍数、拍手や歓声をビジュアル化してモニターに表示するといった試みが行われています。

Image from Gyazo

Image from Gyazo

この施策は実際に会場に足を運んだ人をより楽しませようとすることを目的としていました。

一方で、TV中継やインターネットで観戦している人への考慮はされていませんでした。

次の項ではそのようなオンライン観戦についての話をしたいと思います。

コロナ禍のスポーツ観戦

コロナウイルスが流行して以来、スポーツ観戦も大きな影響を受けました。

無観客試合が当たり前になり、最近になっても人数制限を設けるといった状態が続いています。

無観客試合が放送された当初、私は実際に会場に行くことはほとんどないので、大きな影響は受けないだろうと思っていました。

しかし、サッカーの試合を観ていてなぜか前よりも退屈に感じてしまいました。

その理由は単純で、歓声がないことでした。

現地の歓声がなくなるだけで、オンラインで見ている際の盛り上がりが半減してしまうという経験をしているのは私だけではないと思います。

そこで、歓声に関する記事がないか調査したところ、ヤマハのリモート応援システム「Remote Cheerer」というアプリを見つけました。

Image from Gyazo

Jリーグのファンが中継映像を見ながらスマートフォンアプリ上の声援ボタンを押すと、拍手や声援をリアルタイムで会場に届けられる仕組みになっています。

そして運営側が、会場のスピーカーやミキサーにiPhoneをつないで専用アプリを起動すると、ユーザーからの声援を受信して会場内に流せるようになっています。

このシステムを使えば無観客でも会場に歓声を起こすことができ、盛り上がりそうだと思いました。

また、アプリを操作することで自分も試合に貢献しているような一体感を生むことができるのが良い点であると考えました。

一方で、試合中にアプリを操作することによって、試合を見ることに集中できなくなってしまうという問題が出てくると考えます。

個人的には試合を見ていて、点が決まったタイミングなどに自然と歓声が聞こえてくるという状態が一番盛り上がることができると感じました。

まとめ

今回は先端技術により変化するスポーツ観戦と、観戦におけるコロナ禍での対応についてまとめました。

もう少しで東京オリンピックが開催されます。

単純に日本で世界戦を見れるのも楽しみですが、同時にオンライン観戦でも盛り上がることができるシステムがお披露目されることも楽しみにしています。

みなさんも普段とは違った視点でスポーツ観戦を見てみても面白いかもしれません。

文責: 橋山研究室 坂元駿平

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