B4の笹川です。
卒業研究では、遠隔会議における記録支援を目的としたシステムの提案を行いました。
B4の笹川です。大学院に進学するので2022年の4月からM1になります。 趣味は温泉・サウナ・岩盤浴です。 同じに思えますが、全部違って全部良いものです。 アニメや漫画も好きで、漫画は新作やマイナー作、Web漫画などを発掘するのが楽しいです。また、Vtuberの配信は生活の一部です。
学部生時代はこれと言った実績もなくプログラミングも苦手でした。 苦手意識は払拭できていませんが、卒研でJavaScriptを用いたシステムを実装してからはWeb系の言語に興味を持っています。 現在は、React・Vue.jsあたりを勉強中です。 Git恐怖症も克服したいです。
卒業研究では、遠隔会議のチャットログをそのまま記録に再利用するためのシステムを提案し、評価実験を行いました。 橋山研究室では、ゼミ中の発言や発表内容のまとめを記録として残すようにしています。 2021年度は完全オンラインでの実施だったので、発言は音声による口頭での場合、チャットを使用する場合、記録用ツールに直接書き込む場合と主に3通りあり、これらを往復するのが非常に煩わしく、一箇所でできたら楽だなと考えたのがテーマ決めのきっかけでした。
一般的に、チャットは会議中の一部の発言に用いられる程度であるため、そのまま記録とするには情報量と一覧性が不足しています。 よって、提案システムでは、発言内容を逐語的にチャットに書き起こし、一覧性を向上させるために先行研究から”意図の明示”と”情報の構造化”という2つの技術を応用しました。 ”意図の明示”は、「質疑」や「応答」などの発言意図を明示するタグをチャットに付与することで単体のチャットが持つ情報量を増す狙いがあります。 システム上では、発言者名の右隣に発言意図が示され、さらに色分けによって一見して意図を把握できるようになっています。 ”情報の構造化”は、複雑な情報を扱いやすくするために、情報の関係性を整理する手法のことで、システムではチャットの配置を整理することで実現しています。